作曲:Matteo Magistrali
作曲者より
ミサについて
この合唱とピアノのための作品は、親友であり偉大なマエストロでもある松下 耕氏へ向け2022年に作曲したものです。
(私の愛する)素晴らしい日本と、そこに住む友人たちへのオマージュとして捧げたこの曲には、日本文化を感じさせる音階やクラスター音、リズム、叙情、そして旋律を随所に散りばめています。
Piccolo preludio religioso (小さな宗教的前奏曲)
これはピアノ・ソロの作品で、聴き手をミサの雰囲気と音の世界に導きます。ミサの各部分からのモチーフを用いて作曲されています。
Kyrie
悲しみと神秘に満ちた時間、鋭く響き渡る時間がかわるがわる現れるなか歌われるユニゾンは、罪の赦しを神に乞う信心深い人々全体を表します。「Christe Eleison」の部分は、イエス・キリストとの親密で心からの会話を表しており、松下 耕氏の「Missa Tertia」の「Christe Eleison」へのオマージュが含まれています。